雪道

紫色の雪だるまのヒトリゴト

桜、舞う。

 

拝啓 2年前の自分へ。

 

 

 

 

 

 

「2019.1.17(木) 目が覚めたら世の中が変わっていた。

 

Snow Manが9人体制になる。

 

意味が分からなかった。言葉が言葉でないような。見たことのないアー写Twitterに上がってて、TLが濁流のように流れてて、色んな人の混乱と悲しみの言葉で溢れてて、まだ夢の中かと何度も何度も疑った。

だけど、見たこともないその9人の写真の中に、6人はいた。

正直未だにあの写真は直視していない。草臥れたスーツ姿なのだけ分かってる。営業に疲れた新人社員かい、って思ったけど。表情すら自担でさえ見ていないから並び方も覚えてない。でも、センターには知らない人。

1番に脳裏によぎったのは、自担の言葉。

 

『ぶっちゃけSnow Manが解体になるようなことがあれば、もしかしたらジャニーズをやめるかもしれない。メンバーの増員も減員も俺的にはありえなくて。“この6人じゃないと意味がない”と思ってる』

 

すぐに雑誌のスクラップの中から取り出して、見た。何度も何度も噛み締めて読んできた。出し入れしすぎてポケットは既に破れてる。それぐらい大事な誌面、言葉。

思い浮かんだのは

「良かった、解体じゃない。事務所は辞めない」

安堵の溜息が漏れた。そう言う問題じゃない。けど、自担は事務所にいる選択をしてくれた。アイドルでいることを諦めなかった。それが嬉しかった。「6人じゃないと意味がない」そうなんだ、その通りで。Snow Manは6人。当たり前だった。それが崩れるなんて。

 

でもあの日、当たり前は崩れた。」

 

 

 

これは2年前の自分が残してた文章。書いては消し、だけど書き進めて、結局公開せずに、だけど削除すらできない自分のブログに残ってた冒頭の文章。

この瞬間の混乱とか心理的情景の描写はこれを超えることはできないと思う。

 

 

そしてこの文章は、こう続く。

 

 

 

 

6人がいい。それは今も揺るぎない感情。自分の中の大事な気持ち。

だけど、こうなった以上、発表されてしまった今、それが覆らないことも知ってる。覆ったとしても多大な痛みを伴う。

9人だと、6人が覚悟決めたのだろうか。知らなかったサプライズだって報道と新しい風を望んだという報道の中、矛盾が矛盾で正しいことなんて分からなくって。6人は、9人を、3人を、受け入れたのか。

 

受け入れる方向になる、気がした。あくまでもそれは個人的な考え方で、正しいかなんて分からない。あくまでも妄想の域を超えないけれど。受け入れた、気がした。

それがどんな形であれ、どんな話し合いを行ったのかなんて知らない。本当にサプライズだったのかもしれない。真実なんて分からないし、それは5年後教えてもらえるかも、デビューという形になった時に知れるかも。もしかしたら一生分からないかも知れない。それでも。6人なら、なんとなくだけど受け入れる気がした。

目黒くんも向井くんも共に仕事をした仲間で、御園座の濃厚な1ヶ月を共に過ごした戦友で。

だからきっと彼らがもしこれを6人で話し合ったとして、嫌だって主張をするよりもその先の可能性を信じたんじゃないかと、思えた。あくまでも自分の中の想像でしかなく『そうであってほしい』具現化の先なのかも知れない。9人になったという、変わらない変えられない現実からの逃避方法だったのかもしれない。まだファンになって歴も浅くて彼らのこと何も知らない新規のくせにと言われるかも知れないし、実際そうだと思う。だけど、全力で追ってきた、生活の全てを投げ打ってでも応援してきた彼らの姿に、そう思えた。

 

ならば、応援するしかないじゃないか。

納得してるのかしていないのかなんて。分からない。本音を言えば6人が良かったし、今でも6人のままですって言ってくれないかなぁ?夢じゃないかなぁ?と思うし、朝起きたらエイプリルフールでした!って言って欲しいと思う。

だけど、彼ら6人は、3人は、9人は、覚悟したはずだ。それは何に対してかは分からない。オタクの厳しい目も非難の言葉の嵐もきっと全部覚悟して、グッと今は堪えてるはず。認めてもらえるように努力していると、思う。そうであってくれ。

その覚悟を努力を貶してはいけない。オタクの気分だけで思いだけで潰してはいけない。彼らをしっかりと見たことはない。でも一緒に戦ってる姿は知ってる。知ってるだけ。まだなにも学んでいない。見ていない。9人を見ていない。見たくない気持ちだってないわけではない。だけど、見ていないのに否定するのはおかしい。もしかしたら想像を超えるような9人になってるかもしれない。いや、なってる。そうなるんだって。

 

だって、いつだってSnow Manは想像を超える景色を世界を見せてくれた。知ってる期間も見てきた姿も昔からのファンには敵わない。そんな短い期間でも全力で想像も杞憂も不安も蹴り飛ばす勢いで凄いものを見せてくれた。見るたびにSnow Manを好きになった。幸せだって本気で思えた。

だから、今回だって大丈夫。そう思える、そう思わせてくれる。だってSnow Manだもん。

 

3/24横アリ単独で、9人を見て「9人のSnow Manもステキだね」って笑っていたいから。信じていたいから、応援する。応援したい。まだ彼らは3人は、Snow Manではない。けれど、Snow Manになるから。

なら、丸っとSnow Manとして愛していきたい。

彼らの、6人の、3人の。9人の覚悟を同じように受け止めたいって。」

 

 

何度も言う。これは2年前、2019年1月19日の文章。

だけど2年前の自分の、本当に大事な気持ち。

 

 

 

 

 

 

 

2年前の自分へ。

 

当時のどうしようもない葛藤とか、色のしない日々を送る気持ちとか、発売される雑誌が9人になった瞬間とかだけどこっちの雑誌は6人だとか、YouTubeやすの日常が9人になったり、その度になんとも言えない感情に振り回されます。まだ、もう暫く。

だけどね。その気持ちごと全部、大事にして欲しいなぁ、と2年後の自分は思えるよ。

それはSnow Manがデビューしたからかもしれない。

ミリオンを2作連続で獲るような、大きなグループになったからかも知れない。

 

確かに1年前の、2020年1月17日の自分は、まだちょっとだけ、この日をなんとも言えない感情で迎えてたのは事実。

 

「今更6人が9人がなんてナンセンスなことは言わないけれど、記念日にできるほど、あの日の衝撃に勝ててないんだよなぁー。と。段々小さくなってはいるけれども、まだカサブタのままなんだよね。大好きなものが、一瞬で違うものに見えた、あの衝撃は多分ずっと忘れない。」

 

これは1年前の自分。2020年1月17日に書いたTwitterの下書き。1年間ずっと暖めてた。

 

 

けどね、もうカサブタなんて治ったよ。

 

 

そりゃあ未だに記念日だね、なんてお祝いする気にはならないけれど、それでも大事な日だと、前向いて胸張って言えるようになるよ。

特別な何かがあった訳じゃない。個人的には3人それぞれ、「あ、もうSnow Manだな」と思う瞬間があった。それを乗り越えて、9人のSnow Manが大好きだって言えるようになった。

日々の中でね、勿論人間なので悔しいことも唇を噛み締めることもあるけれど、それでもSnow Manが好きだって笑える。

 

 

だから、2年前の自分。頑張って2019年を乗り越えて。

まだまだ2019年色々あるよ。言わないけど。いっぱい泣いていっぱい笑って。

だけど、涙は決して悔しさと悲しさだけじゃないからね。

 

 

Snow Manは、6人は、6人の意思で3人を受け入れて

3人はそれぞれの意思でSnow Manに入ってくれた。

ハンパない覚悟を抱えて、踏み潰されそうに押しへこたれそうになりながらも、懸命な姿を何度も何度も目にするよ。

色々ある。まだまだ、色々ある。

だけど、そのひとつひとつが、大事な経験で、思い出で。だからこそ、大事にしてほしい。その度にTwitterに書き出して吐き出せばいい。その言葉ひとつひとつが、宝物になる。

 

そしてきっと、今こうやって書いている自分の言葉が、未来への自分に向けた大事なメモになることも知ってるから。

 

 

いつかきっと、Snow Man個人での活動がどんどん多くなって、グループで集まることもどんどん減って。今はそれスノとかYouTubeとか9人がベースなものもあるけれど、きっと未来はそれも減っていくのかもしれない。

それでも9人揃った時は、9人で笑ってて欲しいなぁ、と思う。

当時、2年前からは考えられないぐらい、Snow Manが世間に広まって、Snow Manを応援してくれる人が増えて、だけどきっと、もっともっとSnow Man大きくなるんだろうな、と信じてる。

 

未来の自分は、どこまでSnow Manのファンを出来てるのかな?

 

そんな不安がない訳ではないけれど、それでもずっと応援できてたらいいな。

 

これからもきっと、辛いことも悔しいことも溢れ出てくると思う。

それでも「Snow Manなら大丈夫だ」って笑えるようになっていると、いいな。

 

 

 

2年前の自分へ。

Snow Manは想像を遥かに超えた9人になってます。

6人が良い、9人が良い、なんて感情もなくなるぐらい、比べ物にならないぐらい

6人のSnow Manも9人のSnow Manも大好きになるよ。

だからそのまま全力で応援しててください。

 

 

 

未来はきっと明るい。

それは多分これから先もずっとずっと。

見たこともない景色を、一緒に。

 

 

 

 

2021.01.17 自分より。