雪道

紫色の雪だるまのヒトリゴト

9年経っても木琴叩く時左手殆ど動いてないの愛おしいな?!

 

あとPapa Loves Mamboでも、右手はちゃんとヒラヒラ動いてるのに。左手は頑張って動かしてる(半分以上静止してる)のも可愛いが過ぎるよ!!9年間ずっとそれだったよ!!

 

 

あ、長野博さんの話です。

 

 

 

そんなわけで Forever Plaid 地方公演お疲れ様でした!

 

残るは東京凱旋の2公演のみ。

残念ながら行くことが出来ないので、私的千穐楽は愛知は刈谷の地で終わりました。

 

思えば2013年の初演以来、2年前のコロナ禍による中止を含めて足掛け9年。

1番大好きで、ミュージカルの楽しさを教えてもらった作品でした。

2013年も2016年も沢山遠征して。特に2016年なんて凄い公演数通って

初演は演出に選ばれて、ステージ上に上がり、長野博さん演じるジンクスから直接ピアノを教えて貰い、鈴木壮麻さんとピアノ連弾し、川平慈英さんと踊りプラッツ名誉会員認定証も直接貰った、そんな個人的な思い入れも沢山ある舞台ですが。

 

 

いや、本当に素敵なのよ。

 

 

ストーリーは、

1964年のアメリカ。フランシス、ジンクス、スパーキー、スマッジの4人は高校時代に出会い、アメリカンドリームを夢見て男性4声によるコーラススタイルのグループを結成する。恋をする暇も遊ぶ暇もなく、大スターになることを夢見て奮闘する彼らに、ビックショーに出演できるというチャンスが巡ってきた。

そんな彼らに思いもよらぬ悲劇が訪れる。自身初のビッグ・ショーの会場に向かう途中、4人を乗せた車とカソリックティーンエイジャーで満員のバスが激突!4人は全員即死してしまう…。

しかし今、果たせなかった想いと様々な天空の条件が奇跡を起こし、実現できなかった自分達のライブステージを成功させるべく、再び4人が地上に舞い戻る!!

(公式サイトより)

 

 

なので、全編(ほぼ)コンサートです。コンサートってかライブ。というか、ショーです。

その中で、戻ってきた驚きや、それぞれが燻ってた物事へぶつかったり、乗り越えたり一皮剥けたりして、成長して。でも彼らに待っているのは“死”という事実。変わりない出来事に向かっていく。

 

もうね、生きる、生きてる今を大事にしよう。

なんてそんな大それたメッセージ性ではないですけど、

今日も明日も、一生懸命頑張ってみようかな、と

そう思えるのです。

 

 

大好きな舞台でした。

1964年にアメリカで流行っていた曲が中心に構成されているので、聞いたことのある曲も有れば、知ってるメロディもある。聞いたことのある名前もある。

手拍子したり踊ったり、ミュージカルだけど、よくあるミュージカルのように急に歌い出すとかではなく、ショーだから違和感はないし、

舞台上でも急に面白いこと始めたり、かと思ったらシリアスにもなるし。

と思えばアドリブも多いし、むしろ何処がアドリブなのか、全部なのか?!とも思うし。

 

でもハーモニーは一流なんです。

男性4部のハーモニーは、音を取るのも難しいし。それを表現するのもとても一筋縄ではいかないし、

それぞれが出る音域にも差があるし。かと思えば、ユニゾンで歌ったりハモったり、ワザと反発する音程でメロディが進んだり。

 

音の中にいる。

そんな経験が何度も、上映時間1時間55分(で終わらずいつも2時間超えるけど)の中に。

何度も何度も、体験できるのです。

 

あと、本当に個人的には

長野博さんの歌声が大好きで

正直に言うと、長野博さんってそもそもまずV6ではソロが少ないし、音程もちょっと外れてしまうことが多かったりするんですけど、

この舞台は、ハーモニーがやっぱりすごく大事だから、めちゃくちゃボイトレしただろうし

レッスンも初演再演共に歌しかしてない、レベルだったと言ってるし(再々演で始めて演技指導が入る舞台って面白すぎるやろw)

しかも、ソロが多い。めちゃくちゃ多い。1曲丸々長野博さんとかある。(“Lady of Spain”“Cry”)

歌い出しが長野博さんとか、美味しい部分長野博さんとか、めちゃくちゃある。

当時(2013年)からしたら、それはもう、本当に!凄いことで!

だからより、好きだったのもあるけれども。

でも、舞台の持つ力も凄くあるし。

 

 

元々川平慈英さんと長野博さんが一緒にモータースポーツの番組をやってたのも覚えてるし、大好きだったしあの番組(BOON!)

4人の中で長野博さんが1番歳下で可愛がって貰ってたのも好きだったし。

4人だけ、という演者の少なさも、関係性がハッキリしてて面白かったし。

 

 

 

本当に大好きな舞台で。

初年度から、このメンバーで再演したい。と

再演では、必ず再々演をすると。

そして、演者誰1人変わらずに、コロナ禍での中止を乗り越えた、今回。

 

 

 

あと残されたのは2回。

 

 

無事に幕が開き、トラブルもなく。彼らが本来あるべき場所へ戻って行けること、最後までショーをやり遂げられることを願っております。

 

 

 

 

 

 

そんな愛知は、刈谷のラスト公演。

 

みんな序盤から松岡充さん演じるスパーキーが飛ばしまくってアドリブ入れまくり

「しょぼーん」のセリフを歌って4人合わせる中、1人だけ「しょびーん」と言うし

川平慈英さん演じるフランシスも、日に日におふざけが過ぎて完全に遊んでるし

 

そんな2人だからこそ、長野博さん演じるジンクスと鈴木壮麻さん演じるスマッジが2人でニコニコ結託し始めるし

というか、ジンクスとスマッジは完全に初演に比べて距離感近くなってる上になんかめちゃくちゃ仲良しだし!2人でそんなニコニコしてなかったじゃん?!

 

そんなステージ上につられて客席にも熱が入り、手拍子がどんどん盛り上がって。

それがまたステージに伝わり、演者の熱が入り。

 

舞台の神様が、今日は来てるなぁと。実感しました。

凄かったなぁ。

 

あ、舞台の神様はフォーティンブラスというお芝居に出てきます。

こっちも本当に面白い舞台だから大好きなんです。

 

でも2022年6月26日の刈谷は、すごかった。

珍しく、長野博さんが鼻を啜ってた、のが遠くから見えた。公演でした。

 

急にうなぎ捕まえて捌いて焼く振付入れ始めるし、

ドリンクはあんかけスパの餡だと言い始めるし、

 

 

だからフォエプラは、好きなんです。

舞台って素敵だな、と思えるのです。

 

 

 

Finalと銘打たれた今、再びきっとあの4人に出会うことは、ない。

だけど、きっといつか。またこの作品が

オフ・ブロードウェイミュージカル「Forever Plaid」が

日本で上映されることを願って。

 

 

 

そして、6月30日、彼ら4人の魂が、無事に霊界まで音の星雲を抜けて戻れるように。

そんなことを願っております。

 

 

 

 

そしてピアニカは9年間使い続けると壊れる。という事実も添えて。

 

 

 

以上!フォエプラ感想でした!